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よ は ざ れ

旧:余白に戯事 ゲーム・日常・他

(ネタバレ有)ユメミーワールド、観た。

 

総評:とりあえずDVD待ってるの辛いのでもう一回観に行きたい。

こんなに、DVDも待てない位もう一度観たいと思ったの何時振りだろう。

 

 

とてもよくまとまっていて分かりやすいお話だと思います。

話自体に結構なボリュームがあったので今作は長いのかと思いきや上映時間確認するとそうでもない。

 

正直言って。

此処数年ロボとーちゃんからの流れが秀作揃いで強すぎる。

つまりこれまで長きに渡り個人的トップだと言っていたケツだけ爆弾の順位がそろそろ揺らぎかねない。

 

その位、歴代の中でもかなり上位に入る位物凄く好きなんだけど(何か毎年言ってるなこれも)薦める相手はかなり慎重に選ばなければならない。そんな作品。

 

 

以下ガンガンネタバレ飛ばしていくので注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

【!此処からほんとにバレ注意!】

 

悪夢に囚われた孤独な女の子とそのたった一人の娘を救いたいが為に人々から夢を奪う父親の物語。

完全解答ではないけれど、語弊はあまり無いと思う。

 

薦める相手はかなり選ぶ、というのも今作下ネタが汚い。非常に汚い。子供じゃなくて大人がやるからより一層、こう、困惑。

原作がどうだったか少し考えればこの感想自体ナンセンスなのだが。一応……。

 

そこそこ下ネタに寛容な人の許容ラインですら超えかねないギリギリなネタ。(私的にはオッケーなんですけど)

勿論それも『子供の為だったら何だってやってやる!』という理由があっての事なのだけれども。

それでやる事がそれかよ!後そこまでするならすね毛も剃れ!って感動路線なのにツッコミ所満載のおバカやるのがクレしんの良い所だと思う。だから、私的にはオッケーなんです。

子供に見せたくない!って言われたらごめんなさいって言うしかない。否定はしない。

かたやコナンさんが最高のアクションとの噂ですが、こちらは史上最低(w)のバトルシーン。いや、ある意味最高とも言える。

(初日行った職場の先輩の話聞いてたら観たくなった。でも来週今週末遊戯王もある)

 

それなのに、根底にあるものが重いから散々笑っておきながらもそれを引き摺ってしまう。

 

というのも。

サキちゃんママ既にこの世の人ではなかった。これを予告段階で一切触れていなかった(筈)のは大正解。

王道と言えば王道なのだが、この時点でいきなり突き落とされた。辛い。

で、父親との食事シーンが重い。美味しそうとは言えない黒く煤けたトーストに潰れた目玉焼き、そして机上のポテチ。何故、ポテチ。

ぎこちなくてよそよそしい不器用な父と娘の光景。おバカで賑やかで美味しそうだった野原家の朝食と比較して欲しい。辛い。

 

友情モノと親子モノの両方の面を併せ持った今作では女性大活躍。みさえさんカッコいいし、ネネちゃんに見せ場多し。

そして女性陣もそうなのだが何よりしんちゃんがカッコいい。とにかくカッコいい。それも物凄く王子様風。

想定外に泣かせてしまっておろおろするシーン、良い。理由が分からなくて至った結論がお腹空いてるのって。お兄ちゃんの側面が見えた。

その直後野原家で事情説明まで完了していて、流れは分かるから問題ないけれどシーン的に両親の暖かさを感じるようなシーン見たかった気がしなくも無い。

 

悪夢の正体は自責の念。過去の出来事に対する罪の意識。つまり、過去の自分自身。

これは共感しやすいし、大人の生々しい悪夢も子供の悪夢のホラー描写もどちらも違う意味でリアルでエグい。

中盤以降は王道ファンタジーを感じさせつつ、バトルになるといつものしんちゃん。尻の作画よ。

友情と親子愛。青春。EDの歌詞からエンドロールに至るまで、優しい世界。

 

 

***

 

今回の脚本は……というのはもう周知の事ですが。前半のちょっとした台詞を後半で唐突に拾ってくる天丼的な展開は流石。映像的な魅せ方も面白かった。

冒頭の安村氏一切関係無いパンツネタから始まり、安村来るか来るかと上手い感じに引っ張ってからの完全なる有効利用。

過度に関わる訳でもなく邪魔にならない丁度いいバランス。いや、ある意味邪魔は邪魔なんだけど。

劇場は時間帯のせいか人が少なかったが、やはり子供受けするのは分かりやすいギャグ。

 

そしてお約束の大人世代ギャグも多分たっぷりと。『多分』と言うのは私が世代ではないのでよく分からない。でも「何かパロディやってるな~」って見てるだけで楽しい。

今までだったら出ます出ます!って宣伝してたような所も無予告でいきなり出てきたりして。ここら辺は初日挨拶のニュースなんかで若干バレ入ってる気がするので初日行っておいて良かったかもしれない。

 

 

色々言い忘れがありそうだけど、既に長いので後は追々。二回目行ったらとか、DVD出てからとか。

 

何を何処まで狙ってどうネタを仕込んだのか!答え合わせがしたいから是非DVD特典にオーディオコメンタリー収録して欲しい。

監督が監督だから期待は持てそう。

 

ちなみにコミック版は大体の流れがよくわかる、という感じなのでやはり劇場で観るのがオススメ。

容量の都合上止むを得ないのだけれど、細かいギャグとかシーン描写について色々と省略されておりこれはやや惜しいと言わざるを得ない。ちょっと辛口になってしまったけれど、映画観た後だからしょうがない。

この方のコミカライズ、好き。

 

機会があれば小説版も読んでみたい。ロボとーちゃんから全部。